お酒を飲んだ翌日は割とすっきり目が覚める。
最近疲れていたから起きるのはいつも7時頃。
でも今朝は6時半に起きられた。
職場から歩いて数分というロケーションに住んでいる私は、
始業10分前に家を出れば余裕で間に合う。
友達には「そんなに朝早く起きて何してるの?」と訊かれるんだけれど。
そりゃぁ、やっぱりまず朝一でメールチェック。
彼から来ているかもしれないでしょ?
来てても来てなくても大抵メール入れる。
大好きな紅茶をじっくり入れて、その間シャワー浴びたり、朝食の準備。
お気に入りのCD聴いて、それからテレビでニュースと天気予報のチェック。
30分ごとに同じニュースやるので、余裕あるときは書き取りの練習したり。
そうこうしているうちに時間足らなくてちょっと遅めに職場に行くことも。

彼からはメールなし。また忙しいんだろうか。こっちからばかり連絡取るのも
ちょっとね、と誰かも書いていたけれど、その通り。なのでメールは書かず。
今日は珍しく事務所で勉強しようかなーと思って、ちょっと早めに支度。
家だとついだらだらしちゃうけれど、職場だといつ誰が来てもおかしくない
から緊張して勉強できる。朝から満足。

でもやっぱり彼と話したくてお昼休み家に帰ってきた。メールは来てないので電話。
電話控えようって思ってもついつい連絡無いと淋しくて電話しちゃう。
いけないなぁ。今月の電話代の請求書が恐いな・・・
まだ彼は仕事中だった。
予定していた時期に夏休みが取れないかもしれないとのこと。
彼がいつ来るかによって私も休み申請しなくちゃならないし、夏は日本からヨーロッパ
に飛ぶチケットも混むし高くなるから早く連絡して欲しいんだけれどなー。
あまり責められないし。一体いつ会えるんだろう。

日本の会社ってほんっと融通利かないなぁって思う。私も日本でOLやっていたけれど、
最高で連続1週間か10日くらいしかやっぱり休みって取れなかったもんなぁ。
それでも有給は全部消化していたけれど。
父も9月にこちらに来たいと言っているけれど、仕事が忙しくて実現するかどうか
分からないとのこと。なんでこんなに休みが取りづらいんだー!日本て。

こっちでは3週間か4週間の休暇は当たり前。労働条件はほんといい。通勤も楽だし。
自分の時間がじっくり持てる。でも現地語のできない駐在員、或いはその奥様方は
結局日本人同士で日本と同じような生活を送っている。言葉できなくてもこっちの
生活をして欲しいなーと思う。旅行はみんなしてるみたいだけれど。近いし安いから。
でもねー、日本人と仕事して日本食食べて、日本語ばかり話して、それで日本に
帰ると駐在でヨーロッパに3年居ました!とか言っちゃうんだよね。何も知らないのに
そんなこと言って欲しくないなーと思っちゃう。もちろん全員がそうじゃないけれど。
うちの駐在員見てるとそう思うのです。もうちょっと努力してもいいんじゃない?って。

話は逸れたけれど、休暇のこと。
私は彼と結婚したら日本に帰ることになっている。当分は専業主婦。
今自分がこんなに楽な生活していて、それにすっかり慣れちゃっていて、彼のこと
ちゃんと理解してあげられるかな。苛々しないで支えて挙げられるだろうか。

         ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

私は東京生まれの東京育ち。友達もほとんどが関東の人。
親はかわいがってくれたけれど、躾とか教育には厳しかった。
当然友達付き合い、男女交際にもうるさく、一人暮らしや一人旅も駄目だった。
女の子とですら外泊はよほどの理由がないと駄目。(よほどの理由って何だろうと
ずっと思っていたけれど)
外国語を勉強し始めてからはそれがとっても窮屈で、自立したいって思っていた。
もっと違う世界を見なくちゃ、と。
でも東京に実家があるから一人暮らしは日本では無理。日本国内で東京を
特に離れる理由も思い当たらなかったし。
だから恥ずかしながら、日本国内はあまり知らない。この間彼の実家のある九州に
行くまで、日本の本州から出たことなかった。(海外は除く)
外国語勉強していたし、仕事もずっと海外と取引あるようなことばかりやっていたし、
外国に一人で暮らし始めることには抵抗もなかった。
親を説得するのは大変だったけど。

関東以外の人と友達になったのは、実はヨーロッパに住むようになってから。
同じ日本人なのに、言葉も文化も違って、かなりカルチャーショックを受けた。
この国に住むようになってからも、やっぱり私のいつか帰るべき
町は東京だって思っていたから。この語学を生かして、東京でまた働くんだ!
友達だって家族だってあの土地にいるし、となんとなく勝手にそう思っていた。
別に都会が好きなわけじゃない。
こっちでは小さな町にだって抵抗なく住める。
でも私にとって”故郷”って言ったらやっぱり東京。だから、東京以外の土地に
住むなんて考えたこと無かった。この国ならどこの町に行っても抵抗ないけれど、
日本なら東京!みたいな。結婚するとしても関東に留まるんだろう、と。
(日本で付き合った人もみんな関東の人だったし)
そして一生仕事続けるんだろう、って。

でも!!彼とはこっちで出逢った。この人と恋愛するなんて思わなかったけれど。
頭に「関東の人じゃないから」って言うので恋愛対象にはならないっていう思いが
確かにあった。
事務所で話す時は方言じゃなかったし。
だから彼からそんなに地方色を感じなかったんだ。
でもプロポーズされたときも、彼のことが好きかどうか悩んだんじゃなくて、彼と結婚
することになったら、九州に住むことになるのが嫌だって思って、返事できなかった。
自分がこう!って思って決めた道を、全て用意周到に準備して、その通り歩いて
来たから、全く予想外の選択肢にすぐ結論出せなかった。

ものすごい葛藤があって、一大決心をした。
それこそ、自分で自分を説得するっていうか。
ここでの仕事を辞めて日本に帰る。九州に住む。その土地でこの語学を生かした
仕事はまず不可能(今まで調査した限りでは)。
彼の仕事も忙しいし、とりあえずは専業主婦。違う言葉、違う文化。
どれも頭の片隅にも無かったことだったけれど、決めた。彼なら大丈夫って思ったから。
それでも、日本に帰ることはすごーーーーく不安。
私、その土地で受け入れてもらえるんだろうか、って。知っている人もいない全く
未知の世界で。
だからそこで最初は唯一の味方であるはずの彼が、私が不安になるようなこと
言うと、今でもすごくやるせない気持ちになる。
まだ吹っ切れていないのかなぁ。

決して地方に住んでいる方を差別している訳じゃないんですが・・・
一番不安なのは仕事。
何らかの形で続けていければいいなぁ。ここまで人生かけてやってきたことが、結婚を
気に無くなってしまったらとっても悲しい。
両親もそれをすごく心配していた。
彼も心配してる。
「やりたいことがあるなら、やり遂げて納得行ってから日本に帰ってきて欲しい。
そうじゃないと俺も辛い。佳菜が日本での生活がこんなはずじゃなかったって
我慢できなくて、パスポート持ってすぐにまた今居る国に帰っちゃう気がする」って。

十分考えられることだわ。

      ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

早く彼に会っていろいろ話したいな。
信じていても、離れているとやっぱりいろいろ考える、不安になる。
そういう不安な気持ちを押さえつけて勉強しなくちゃいけないのは、疲れる。

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