怒髪天を衝く!!

2002年7月3日
こんなに怒ったのは何年ぶりだろうってくらい
腹立たしいことがあった。

うちの事務所で午前中パートとして働いている
日本人のおばさんがいるんだけれど、このおばさん
ちょー曲者。
20年もうちで働いていて、誰よりも事務所のことに
詳しい。誰が浮気してたとか、帰ってから左遷された
とかどーでもいいことばっかりいっつも噂してる。
いつぞやの雷雨の日、うちにインターフォン攻撃して
きた非常識なおばさん。

このおばさんに私はこれまで何故か気に入られていた。
が、我慢できないくらい腹立たしいことが起こったので、
事務所で一喝してしまった・・・

今までは適当に調子合わせてやっていたので、おばさん
は私のこと思ってることはっきり言わない自分の思い通り
になる子(あくまでも子供扱い、だって彼女50過ぎてるし)
と思っていたらしい。
そんなわけないじゃないのよねー。自分の母国でもない
国で、一人で生計立ててやっていくわけですよ。
自分の考えももたず、そしてそれを主張できないでこの国
で生きていける訳がない。ただ、それをどう出すかはその人
次第なわけで。

このおばさん、私用電話ばかりしているし、郵便も私用で
送ったりやりたい放題。仕事もかなりいい加減なので、
実は先週の金曜日に彼女にちょっと注意をした。

「自分がやると決めた仕事くらいちゃんとやってください」

これが相当気に入らなかったらしく、今まで愛想良かった
顔がみるみる曇り、震えだし、怒り出した。

「あなたなんかにそんなこと言われたくないわよ!!」

金曜日はこれで終わったが、今日彼女が私のところに
やってきた。金曜日以降無視されていた(こっちもさらさら
話す気ないけど)ので話すのは久しぶりだ。
またも彼女わなわなと震えている。

「私怒ってます」

と一言。

「私だって怒ってますよ」 と私。

「私はこんなに一生懸命自分に与えられた仕事をやっている
のに、1年も働いていないあなたなんかにごちゃごちゃ言われたく
ないわ!!」

「あなたが仕事をきちんとやってるようになんてどうやったって
見えないし、誰もそう思ってないのでご安心を」

この言葉が更に彼女を刺激。

「今まで黙っていて言わなかったけれど、あなたのその年上の
人に対する口の聞き方なってないわよ!!」

「その言葉そっくりそのままお返しします!!」

「非常識だわ!!」

「じゃぁ、いいますけれどねー。人の家にあんな時間にやってきて、
これでもかっていうくらい何度も何度もインターフォン押すのは
非常識じゃないっていうんですか??あなたの方がよっぽど非常識です!!」

「・・・ごめんなさい」

あら、謝っちゃうの?でも彼女相当怒っている。もう顔が真っ赤だ。

くるりと背を向けて走り出して行ってしまった。
文字で書くといかにも冷静だったように見えるけれど、実はかなりの剣幕
だった。一人上司が側で見ていたがおろおろするばかり。
口をはさめなかったらしい。

その後で噂を聞きつけた上司にことの事情を聞かれたので、
全ての根源はこの上司にあると思って、今まで思っていたことを
全てぶちまけた。

「彼女があんな風にやりたい放題なのは、今まで放ってきたダイレクター
達の責任なんですよ!あなた達は3年で帰れますけれど、私たち
現地スタッフは彼女と近い立場で、しかもずっと迷惑しながら仕事して
耐えなくちゃいけないんです!!何だと思ってるんですか、一体!」

今までみんなが我慢してきて、誰もいえなかったこと。
延々と20分くらい話した。
もう私の怒りは頂点に達していた。

家に帰ってからも怒りは収まらず、彼に電話。
彼は驚いていたものの、
「よくやったねー。すごいよ、誰もいえなかったこと言うなんて。
これでちょっとは上もわかっただろう」

「私のこと心配してる?」

「?いや。佳菜は強いし、言ってしまったらあまり引きずらず
さっぱりするタイプだろ?」

よくおわかりで・・・

もう、怒りすぎて頭痛がする。血圧が上がってる感じ。
もーーーーーーーー、寝ちゃえ!!
彼が心配してくれないのはちょっとショックだったなぁ。
私ってそんなに強そうに見えるんだろうか・・・




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