クリスマス・イヴ
2002年12月24日二人で迎える初めてのクリスマス。
休み取れるかもなぁなんて言っていたのに、そんな夢はあっけなく破れ、
彼は通常通りお仕事。
私はといえば、彼が居ない間仕方ないので、
どっかで暇を潰すしかない。
鍵をもらって街へ出る。
彼は今年はクリスマス・プレゼント無し!なんて言っていたけれど
(2回もヨーロッパに来ちゃってお金ないから)
私はあげたいなーと思っていた。
かといって彼が今住んでいるところは、仮の住居。
だからむやみに置物とかは増やせない。
ネクタイはこの間プレゼントしちゃったし。
ということで、今回はワイシャツ生地2枚+仕立券にした。
こっちに居たときから同じの使っていて、新しいの増えてないみたいだったし。
何枚あっても邪魔になるものじゃないしね。
どうせなら既製品よりジャストサイズのほうがいいし。
父がいつも仕立ててもらっていたのを見ていたから、それが普通なのかな
と思っていたし。
でも自分で買うのは初めてだったりする。
デパートに出かけて紳士服売り場をいろいろ見ているうちに、
セーターとか他の小物とかいろいろ目移りしちゃうんだけれど、
サイズがよく分からないから、こういうのは一緒に来られる時の方が
いいなー、財布やベルトは今気に入って使っているものがあるみたいだし、
と考えてやっぱり最初の案に落ち着く。
とは言え、選択肢がいっぱいあって、生地を選ぶのですら、結構時間
かかってしまった。
その他にいろいろお店を見て、自分の物を買ったりして(旅先で荷物
増やしてどうするのって感じですが)
荷物が両手いっぱいになったので、一度家に戻ることにした。
17時を回ったので、彼に電話を入れると、
残業+歯医者に行くとのこと。
何で人がいるのに歯医者の予約なんて入れてる訳?
ちょっと理解し難いけれど、仕方ないじゃない?
じゃぁ、どうすればいいのって訊いたら、
「家に居て。20時くらいには帰れると思う」
っていうから、もう街にでるのも面倒だし、
家でテレビ見たり、友達にはがき書いたりしていたら、
あっという間に20時になった。
とそこへタイミングよくインターフォンが鳴ったので、
てっきり彼かと思って思い切りドアを開けてしまった!
ら、違ったのよ。
全然知らない男の人が立っていて。
きゃーーーーーーーー!!
この汚い家の中を見られたら、私の性格を疑われる!!
(めちゃくちゃなのです。引っ越してきたばかりの家みたいで)
と思って慌ててドアを閉めようとしたんだけれど・・・
どうやら新聞の勧誘らしい。
うちが彼の人生初めての営業活動らしく、一生懸命サービス内容を
訴えてきた。
なんだかとっても同情を誘う外見(!?)で、この人じゃ、契約取るの
難しそうだなぁと思ってしばし考えてしまった。
悪い人じゃぁなさそうなんだけれど。
でも、私は居候の身。
彼も新聞は要らないだろうし。
ここでこれ以上ゴミ増やされても困るから。
丁重にお断りしたんだけれど、また後から来るので、彼が帰ってきたら
訊いておいてください、と言い残してその勧誘員さんは次のお宅へ
行ってしまった。
結局その勧誘員さんが2回目来たときも彼は帰ってなかった。
電話で彼に聞いてもらえませんかというのだけれど、
彼の家には電話がない!
この荒れ果てた家の中と電話も無い家ということでこちらが同情されて
しまった。
電話貸しますからって言われたけれど、それも断って帰っていただいた。
彼が帰ってきたのは1時間も経った21時頃だった。
「もう〜、佳菜〜、電話ないと不便〜。携帯持ってないし、うちには
電話ないし、街へ出てきてもらおうと思ったけれど、帰ってきたー」
仕方ないじゃん!!私だって待ちくたびれたよ。
そんな私をよそに彼は「でかけるから支度して!時間過ぎちゃった。
間に合うかな」などと言っている。
どうやらイヴってことで、どっかに食事の予約を入れておいてくれた
らしい。
でも彼、歯医者に行って、相当痛い思いをしたらしく、あまり食事を
するって気分じゃないらしい。
だいたいイヴの日に歯医者の予約とレストランの予約を入れるなんて
変だわ!
私はそんなの全然予想してなかったし、屋台で飲みながら食事する
(実はこっちの方がヨーロッパじゃできないから私にとっては貴重な
体験なのです)ほうがよかったので、そうしようよって言ったら、
彼も賛成してくれて、じゃぁ、とりあえずそのレストランに言って
軽くワインと何かつまんで移動しようか。ってことになった。
私はふつーのレストランを想像していたんだけれど。
そこはとってもとっても格式高いお店だったらしく。
知らなかったし、そんなの持ってきてなかったから、私は当然普段着。
彼は仕事帰りでスーツ姿だからいいけれど!!
ひどい〜!!
しかも彼、笑ってるし!
着席すると、クリスマス・メニューでもうそれと決まっていた。
断るわけにもいかず、コース料理を頂くことに。
いい素材を使ってるし、味もすごく美味しかったんだけれど、
なにせまたすごい量で!!
さすがの彼にもフレンチでこれだけの量が出てくるとしんどかったみたい。
でも彼がそんな気を使ってくれていたのがすごく嬉しかった!
彼がどこかで飲みなおす?と訊いてきたけれど、
もうお腹いっぱいだったし、彼も3連休明けの仕事で疲れているだろう
と思って、家でゆっくりしようよと提案してそのまままっすぐ家へ。
寝る前に彼にプレゼントをあげた。
「え〜、ほんとに!?でも俺時間なくて今日プレゼント取りにいけなかった
んだ。だから、これも明日あけていい?」
ってことで明けてもらえなかったんだけれど。
私へのプレゼントは要らないよって言ったんだけれどなぁ。
彼も買わない!なんて言っていたし。
その気持ちだけで十分なんだけれど。
明日は彼が仕事の間、何して過ごそうかなぁ。
*****
今日嬉しかった一言。
食事した帰り、駐車場に向かう路上での彼の言葉。
「佳菜、付き合い始めてからどんどん綺麗になっていくよね。
俺のお陰だ。これからも大切にするから」
彼のお陰ってのはどうかなー?と思うけれど、自分のことちゃんと見て
いてくれるのはすごく嬉しい。
私から聞かなくても言ってくれるってことがすごく大切。
休み取れるかもなぁなんて言っていたのに、そんな夢はあっけなく破れ、
彼は通常通りお仕事。
私はといえば、彼が居ない間仕方ないので、
どっかで暇を潰すしかない。
鍵をもらって街へ出る。
彼は今年はクリスマス・プレゼント無し!なんて言っていたけれど
(2回もヨーロッパに来ちゃってお金ないから)
私はあげたいなーと思っていた。
かといって彼が今住んでいるところは、仮の住居。
だからむやみに置物とかは増やせない。
ネクタイはこの間プレゼントしちゃったし。
ということで、今回はワイシャツ生地2枚+仕立券にした。
こっちに居たときから同じの使っていて、新しいの増えてないみたいだったし。
何枚あっても邪魔になるものじゃないしね。
どうせなら既製品よりジャストサイズのほうがいいし。
父がいつも仕立ててもらっていたのを見ていたから、それが普通なのかな
と思っていたし。
でも自分で買うのは初めてだったりする。
デパートに出かけて紳士服売り場をいろいろ見ているうちに、
セーターとか他の小物とかいろいろ目移りしちゃうんだけれど、
サイズがよく分からないから、こういうのは一緒に来られる時の方が
いいなー、財布やベルトは今気に入って使っているものがあるみたいだし、
と考えてやっぱり最初の案に落ち着く。
とは言え、選択肢がいっぱいあって、生地を選ぶのですら、結構時間
かかってしまった。
その他にいろいろお店を見て、自分の物を買ったりして(旅先で荷物
増やしてどうするのって感じですが)
荷物が両手いっぱいになったので、一度家に戻ることにした。
17時を回ったので、彼に電話を入れると、
残業+歯医者に行くとのこと。
何で人がいるのに歯医者の予約なんて入れてる訳?
ちょっと理解し難いけれど、仕方ないじゃない?
じゃぁ、どうすればいいのって訊いたら、
「家に居て。20時くらいには帰れると思う」
っていうから、もう街にでるのも面倒だし、
家でテレビ見たり、友達にはがき書いたりしていたら、
あっという間に20時になった。
とそこへタイミングよくインターフォンが鳴ったので、
てっきり彼かと思って思い切りドアを開けてしまった!
ら、違ったのよ。
全然知らない男の人が立っていて。
きゃーーーーーーーー!!
この汚い家の中を見られたら、私の性格を疑われる!!
(めちゃくちゃなのです。引っ越してきたばかりの家みたいで)
と思って慌ててドアを閉めようとしたんだけれど・・・
どうやら新聞の勧誘らしい。
うちが彼の人生初めての営業活動らしく、一生懸命サービス内容を
訴えてきた。
なんだかとっても同情を誘う外見(!?)で、この人じゃ、契約取るの
難しそうだなぁと思ってしばし考えてしまった。
悪い人じゃぁなさそうなんだけれど。
でも、私は居候の身。
彼も新聞は要らないだろうし。
ここでこれ以上ゴミ増やされても困るから。
丁重にお断りしたんだけれど、また後から来るので、彼が帰ってきたら
訊いておいてください、と言い残してその勧誘員さんは次のお宅へ
行ってしまった。
結局その勧誘員さんが2回目来たときも彼は帰ってなかった。
電話で彼に聞いてもらえませんかというのだけれど、
彼の家には電話がない!
この荒れ果てた家の中と電話も無い家ということでこちらが同情されて
しまった。
電話貸しますからって言われたけれど、それも断って帰っていただいた。
彼が帰ってきたのは1時間も経った21時頃だった。
「もう〜、佳菜〜、電話ないと不便〜。携帯持ってないし、うちには
電話ないし、街へ出てきてもらおうと思ったけれど、帰ってきたー」
仕方ないじゃん!!私だって待ちくたびれたよ。
そんな私をよそに彼は「でかけるから支度して!時間過ぎちゃった。
間に合うかな」などと言っている。
どうやらイヴってことで、どっかに食事の予約を入れておいてくれた
らしい。
でも彼、歯医者に行って、相当痛い思いをしたらしく、あまり食事を
するって気分じゃないらしい。
だいたいイヴの日に歯医者の予約とレストランの予約を入れるなんて
変だわ!
私はそんなの全然予想してなかったし、屋台で飲みながら食事する
(実はこっちの方がヨーロッパじゃできないから私にとっては貴重な
体験なのです)ほうがよかったので、そうしようよって言ったら、
彼も賛成してくれて、じゃぁ、とりあえずそのレストランに言って
軽くワインと何かつまんで移動しようか。ってことになった。
私はふつーのレストランを想像していたんだけれど。
そこはとってもとっても格式高いお店だったらしく。
知らなかったし、そんなの持ってきてなかったから、私は当然普段着。
彼は仕事帰りでスーツ姿だからいいけれど!!
ひどい〜!!
しかも彼、笑ってるし!
着席すると、クリスマス・メニューでもうそれと決まっていた。
断るわけにもいかず、コース料理を頂くことに。
いい素材を使ってるし、味もすごく美味しかったんだけれど、
なにせまたすごい量で!!
さすがの彼にもフレンチでこれだけの量が出てくるとしんどかったみたい。
でも彼がそんな気を使ってくれていたのがすごく嬉しかった!
彼がどこかで飲みなおす?と訊いてきたけれど、
もうお腹いっぱいだったし、彼も3連休明けの仕事で疲れているだろう
と思って、家でゆっくりしようよと提案してそのまままっすぐ家へ。
寝る前に彼にプレゼントをあげた。
「え〜、ほんとに!?でも俺時間なくて今日プレゼント取りにいけなかった
んだ。だから、これも明日あけていい?」
ってことで明けてもらえなかったんだけれど。
私へのプレゼントは要らないよって言ったんだけれどなぁ。
彼も買わない!なんて言っていたし。
その気持ちだけで十分なんだけれど。
明日は彼が仕事の間、何して過ごそうかなぁ。
*****
今日嬉しかった一言。
食事した帰り、駐車場に向かう路上での彼の言葉。
「佳菜、付き合い始めてからどんどん綺麗になっていくよね。
俺のお陰だ。これからも大切にするから」
彼のお陰ってのはどうかなー?と思うけれど、自分のことちゃんと見て
いてくれるのはすごく嬉しい。
私から聞かなくても言ってくれるってことがすごく大切。
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