誰かが待つ部屋

2003年3月13日
今日は再びイタリア語。
短気集中コースなので、週2回なのだ。
朝予定より遅く起きたから、やると引き受けた翻訳もまだやってない。
納期は午後9時。
でも仕事の後も予定が入っている。
3月で辞めてしまう女性が自宅に夕飯を食べにいらっしゃいと誘って
下さった。

仕方ないので朝、仕事時間よりは早めに行って、翻訳の原稿をチェック。
たいした量じゃないので、午前中で終わるだろう。
ざーっと目を通し、どうしても分からないところを聞いて、製作。
2つ略語が分からないので、そこだけを空欄にして、その旨を書いて
提出する。
向こうでも分からないらしいので、そのままでいいことになった。
無事終了。

仕事が終わると同時にイタリア語へ。
5時からなので走らないと間に合わない。
楽しいけれど、スペイン語とごちゃごちゃになってたまに戸惑うことも。
でも仲間もいい人ばかりで、ちょっとほっとする時間。

授業が終わると、同僚の家へ。
手ぶらでは失礼なので、チョコレートとクッキーの詰め合わせを持って。
すごーく素敵なお宅だった。
美術を勉強されていたという彼女だけあって、全て彼女のコンセプトに
合わせて空間を生み出している、というか。
シンプルなんだけれど、こだわりがあって。
いいなー、と心底思ってしまう。
私一人の会社の給料じゃこんないい暮らしはできない。
現地採用じゃ、いくら頑張っても認められないことはもう十分分かった。
二十歳そこそこの若い人ならこれくらいの待遇でもまだいいかもしれない。
でも私はねー、もう三十路も過ぎてるし。
現地採用にしてはうちは給料は良い方だけれど、それでもやっぱり割に
合わないなーと思うことがある。

お料理も美味しかった。
すごく素敵なシステムキッチンを備えた台所で、二人でいただいた。
家庭料理というのがすごく嬉しかった。
仕事から帰って、お料理が出来ていて、話を聞いてくれる人がいる。
こういうのもいいなーって。
これって普通男の人が思うことなんだろうけれど。
彼もこういうのがしたいから、結婚しようって今更思ったんだろうか。

他愛もないおしゃべりをしてあっという間に3時間が経った。
豊かな気分で家路につく。

彼と連絡が取れない間、できることを頑張ろう。
彼ともう会えなくなっても、それはきっと仕方ない。
私たちの歯車はいつまでも噛み合わないままかもしれないけれど。

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