一人旅!!

2003年6月8日
久々の一人旅。
昨日夜中まで食べていたのに、朝は平日と同じくらいに起きて、
いつも通うオフィスへの道とは逆の方向へ。
普段なら友達と合って電車に乗る。
でも今日は一人。

しかも、1等車での旅行。
チケットもらったの、何でかしらないけれど。
いつも来る鉄道会社からの郵便に入っていた。
でも友達んところには誰も来てなくて。
1等車って高いし、こういうチケットなしで私たちには無理だろう。
で、誰も誘えない。

彼が来る前に一人でのんびり考えたいこともある。
最近またあんまり眠れないので、ひたすら観光して疲れて、場所が
変わったら眠れるかな、とも思ったし。

ということで、一人旅。

場所は、前から行きたかった、小さな町に即決定!

宿も今回はホテルじゃなくて、一般家庭の空き部屋にした。
ネットで申し込んで、確認証は既に入手済み。

荷物は最低限。
でも日本語の文庫本を2冊。
ちょっと現実逃避の旅。

目的地までは電車で約3時間半。
前住んでいたことのある町で一度乗り換える。

今日は3連休の真中なので、人も少ない。
多分2等車も少ないだろう。
なので、1等はもっと少なくて車両に私一人だった。

1等車両はやっぱりすごく綺麗。
(普段あまり客が乗らないからだろうけれど)
しかもシートもゆったり。
映画も観られる。

景色を楽しんだり、小説を読んだり、私のためだけの時間。
誰にも咎められない時間。

・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

窓から外を観る。
目に映る景色はすごく綺麗で、でも人気がなくてどことなく淋しくて、
何故か分からないけれど、涙が浮かぶ。
懐かしいような、切ないような。
やっぱり私はまだ自分の感情を持て余している。
答えが見えないし、ううん、本当は分かりたくないのかもしれない。

目的地に近づくにつれて、景色はどんどん田舎の風景になっていく。
小さな駅をいくつも通りすぎてやっと到着。

まずは今日の宿へ荷物を置きに行かなくてはならない。
駅から町の中心まではちょっと歩く。
1kmくらいかな。

これくらいの距離なら歩く。
日曜なんてバスの本数も少ないし。

旧市街を横目に住宅地へ向かう。
着いたところは、3階建ての普通の家。
呼び鈴を押したら、おばさんが出てきた。
通された部屋は、家族とは別の部屋だったので、期待した形式とは
ちょっと違ったんだけれど、これでよかったのかも。
あまり人と話す気分じゃないし。

本当に綺麗な町だった。
まだこんな町があるんだと、ちょっとホッとした。
第二次世界大戦で破壊されなかったので、昔の建物がほぼそのままの
形で保存されている。
それは本当に見事で、旧市街のほとんどの建物がそうした古いもの
だったので、一つ一つじっくり見て回ってしまった。

お城の中も見学して、庭で本を読んだり、また散歩したり。

ずっとひたすら歩き回ったせいか、夕方にはすっかり疲れ、
かなり早い時間に宿に戻ってしまった。
その直後激しい雷雨になったので、結果的には正解だった
んだけれど。

そして夕飯も食べず、まだ7時過ぎだというのに、私はぐっすり
眠りこんでしまった。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索